初めてBUCK-TICKと出会ったのは高校2年生の頃です。
友達からの勧めで知りました。
「BUCK-TICKのヴォーカルの顔がカッコいいし、曲もかっこいいよ!」
そう言って友人から借りたCDは「殺シノ調べ」
何とも物騒なタイトルw
CDのジャケットを見た印象は、「本当にヴォーカルの人かっこいい!」でした。
それから自宅に帰りラジカセで聞いたのですが、「悪の華」でKO!ww
もうカッコ良すぎてクラクラになりましたw
それからBUCK-TICKの虜です。
次に「HURRY UP MODE」を借りたのすが、歌声の違いに「えっ!?」って感じ😆
これ同じヴォーカル?って失礼ながら思ってしまいました。
若さ全開で、甘い歌声だったのですが、それも好きになりました。
その次に借りたのが名作であり、BUCK-TICKの分岐点になったと言われるアルバム「狂った太陽」
そこでまともな曲になってる「MAD」を聴きましたw(殺シノ調べでは原型を無くしてますww)
とても感動しましたし、「MAD」というタイトルなのにとても整ったメロディーに心奪われました。
(今井寿さんがベースのユータさんに「MAD」でテクノっぽく弾いてと無茶振りしたというエピソードが好きw)
「地下室のメロディー」はまるでホラー映画をみてるような感覚になりました。
「スピード」は毎回アンコールなどで演奏されるほどの曲で、歌詞の「今宵の共犯たちへ」はBUCK-TICKとファンが一体になれるとてもいいフレーズですね。
「スピード」の歌詞にある「自爆しよう」はアメリカの「9,11事件」以降は「愛し合おう」に変更されてますが、それも最高にかっこいいと思います。
このアルバムで1番大好きなのは「JUPITER」です。曲名にも惹かれるものがありますし、曲もとても綺麗で心が奪われ、特に歌詞がとても儚く悲しさもあり、曲にマッチしてる。この曲がヴォーカル櫻井敦司さんの亡くなったお母さんに関連したものと後から聞き、ますます「JUPITER」にハマってしまいました。
名曲が多いですがラストの「太陽ニ殺サレタ」はメロディアスで妖艶な始まり、破壊に向かっていくかのような狂気に満ちたサビになってラストに繋がっていき、これもまるで一本の映画を見終わったかのような言いようのない感動に包まれました。
「次の作品はちょっと、どうかな?」と友人から借りたのは「darker than darkness」
このCDは本当に人を選ぶというか、ダークな感じがすごくて、「殺シノ調べ」と比べると玄人向けといった感じでした。
だけど、このアルバムにある「ドレス」はメロディアスでハマりました。
「ドレス」を中心にアルバムを聴いていたのですが、この「darker than darkness」もどハマり!
最後の曲が終わったと思ったら、次々とトラックが進んでいって、93曲目でまさかの「darker than darkness」の曲が流れたのはビックサプサイズ!!
当時アルバムが発売されたのは1993年ということだったから93曲目にこの曲を仕掛けてる!
何というかもう天才!!
まさに中毒性の高いBUCK-TICKの沼にどっぷりと浸かりました。
そうなってくると、次作の「six nine」も超ど真ん中の作品で、毎日聴いてました。
歌詞もノートに書いたりして、そのダークでディープな世界観に酔いしれて厨二病を発症してました😂
「six nine」はヴォーカルの歌い方が曲ごとに全く違う!
こんなの初めてで、「君のヴァニラ」はこれまでにない何とも言えない歌声で、こんなにも幅の広いヴォーカル他にいないわ!て感動しました。
「密室」はメロディアスでとても綺麗な曲なのですが、タイトルや歌詞はとてもディープ!
カッコいいのですが一歩間違えたらヤバイ歌だな〜と今では思いますね。
初回限定版は紫色のCDケースでそれもカッコよかったのですが、通常盤は赤色になっており、それもカッコよかったので買いました♪
(紫色は何らかの問題があって赤になったと後に知りました)
んで、就職してミニコンポを購入したのですが、初めてミニコンポで聴くのはもちろんBUCK-TICKしかないっしょ!と意気揚々としてました。
ちょうど「キャンディ」の発売日に購入していたので、ミニコンポを設置して聴きました。
そんで「ぎゃーん!!!」と衝撃を受けました。
あまりのもポップでキャッチーな曲になってるじゃないですか!!!
今までのダークさはどこへ???
頭の中が大混乱。
しかし!
どっぷりBUCK-TICKにハマっていたワタクシは何でも受け入れ体制が万全。
「キャンディ」を毎日聴きまくります。
んで、次にくるのがアルバム「Cosmos」
シングル曲はアルバムでアレンジをかましてくれるのがBUCK-TICKで、それを楽しみに「キャンディ」を聴くと、ぶっ壊れすぎてて笑いました。
さすが今井寿!
やること違うぜ兄さん!と感動しました。
「Cosmos」はキャッチーでポップさが増していたのですが、歌詞はダークさが残っており、アルバム全体の完成度はかなり高く大満足でした。
特に「Ash-ra」はハートど真ん中で、久しぶりの8ビートのドラムに感動の嵐!
20代だった自分は飛び跳ねるように喜んでリピートしてましたww
ちょっと長くなったので、今回はこれまでとします。
思い返せば、BUCK-TICKの沼にハマって長い期間がたったな〜って思います。
まさかヴォーカル櫻井敦司さんが亡くなってしまうなんて思いもしなかったので、この当時の自分が訃報を知ったらたぶん立ち直れないくらいショックを受けて人生詰んでいたかもな〜って思います。
今は人生経験を色々と積んでるので受け入れられますが、当時はBUCK-TICKが人生そのものでしたので。
悔やんでるのはライブに一度も行ってないことですね。
仕事が土日祝祭日仕事のサービス業だったため、行くことは諦めていたのですが、それだけが後悔ですね。